骨髄移植って何? 骨髄は血液を作る工場で、ゼリー状の赤い骨髄液がつまっています。骨髄に異常が起きると、白血病や再生不良性貧血などの血液の病気になり、毎年約3万人以上の人達が白血病や再生不良性貧血などの致命的な血疾患と診断されています。こうした病気を治す治療法が骨髄移植であり、彼等は骨髄移植をする以外に生き続けられる方法がないのです。 どうして骨髄提供が必要なの? 骨髄移植を行うには、患者と提供者と間の骨髄組織特性が一致しなければならず、その適応率は血縁者で3割程度、それ以外は数百人から数万人に1人の確率でしか一致しません。その血縁者に提供者がいない患者さんを救うために生まれたのが骨髄バンクです。現在NMDPには約400万人の提供者が登録されていますが、それでも実際に骨髄移植を受けられる人はごく一部。今でも多くの患者さんが命の救い手となる提供者が1日でも早く現れてくれることを毎日切実な思いで待っています。 どうしたら患者さんの力になれるの? 骨髄の提供は、健康な人が患者さんのために自分の命の一部を分けてあげるもので、臓器を提供するアイバンクや腎バンク等とは異なり、献血の一種と考えて差し支えありません。提供者は18歳から60歳までの健康状態が良好な人。患者と提供者双方の安全のために、提供の前には必ず健康状態を確認するための診断が行われます。提供に関わる費用は全て患者さんの保険や施設機関から支払われますので、提供者は金銭的なことに関して一切心配ありません。 骨髄移植は痛いって本当? 登録に際して必要なのは採血だけで、実際の提供はあなたの骨髄特性にマッチした患者さんが発見されてからです。採血には約1時間程かかりますが、その間全身麻酔がかけられていますので、直接的な痛みはありません。また、提供はあくまで個人の自由意志に基づいていますので、何時の段階であっても提供を断ることが可能です。 骨髄提供者にリスクはないの? 採血の後、腰の辺りに鈍痛が残り、それによる徒労感を数日間感じる場合があります。また麻酔に対する反応や、針を刺した箇所の損傷などが考えられますが、採血の前には安全のための徹底した健康診断が行われますので、大事に至るケースは過去ほとんどありません。採取された骨髄液は3週間ほどで元通りに回復します。 患者さんと会うことはできるの? 患者と提供者双方のプライベートを守るため、実際の移植提供までは仮名で行われます。しかし、双方の希望があれば、アメリカにおいてはNMDPを通じて文通することができ、移植後1年を経て、両者が面会を希望すれば会うことも可能です。