Life Transformation Group


  ■主に対する畏れを知っている私達は、人々の説得に努めます。私達は、神にはありのままに知られています。私は、あなた方の良心にも、ありのままに知られたいと思います。(Uコリント5:11)

  主の身体である健全な教会を構築するためには、ひとつひとつの細胞が健康な状態であることが条件となります。『LTG / Life Transformation Group / 互いに責任を負い合う関係』とは、キリストの身体である教会を健全な状態に維持するための、必要不可欠なアクティビティであり、教会の核となるものです。

  表裏のない人間性。これがクリスチャンの基本です。自分が癒されていないまま、その傷を背負い続けている人が、どうやって人を癒してあげることが出来るでしょう? 自分の罪意識に悩まされている人が、人を救いに導こうとするのは、矛盾しています。

  互いの罪を告白し合える仲間を持つ。これ以外にクリスチャンとしての偽善をなくす方法はありません。しかし、自分の罪を人に告白するということは、決して容易なことではなく、多くのクリスチャンは、告白する相手は神様しかいないというのが現状です。

  主は、十字架に掛かられる前、弟子達一人一人の足を洗うということをなさいました。人の足を洗うということは、当時は奴隷の仕事でした。「わたしの足など、決して洗わないでください!」イエスの行動を理解出来ないペテロに、「もしわたしがあなたを洗わないなら、あなたはわたしと何の係わりもないことになる(ヨハネ13:8)」と主は答えられたのです。

  足は身体の中でも最も汚れる部分です。私達がこの世で生活をするということは、どこか汚れてしまう部分がどうしても出て来てしまうのです。そのような現状を、無視したり、諦めたり、忘れようとしたりする自分流な対応は危険です。そのマイナス・エネルギーは、必ず自分の中に蓄積され、それをそのまま放っておくと、何かを境に破裂してしまうからです。

  ある教団では、洗足式という、信者同士の足を洗い合うということを定期的に行っているそうです。キリスト者はこれを儀式としてではなく、実際の行為として行う必要があると思います。何故なら主は、「それをしなければ、わたしとは何の係わりもなくなる」と、明言されておられるからです。互いの足を洗い合う。LTGとは、その具体的な行為であると言って良いでしょう。


  ■信仰に基づく祈りは、病人を救い、主がその人を起き上がらせてくださいます。その人が罪を犯したのであれば、主が赦してくださいます。だから、主に癒していただくために、罪を告白し合い、互いのために祈りなさい。正しい人の祈りは、大きな力があり、効果をもたらします。(ヤコブ5:15-16)

  「互いに罪を告白し合いなさい。」この教えには、どういった意味があるのでしょうか? 神様は、教会という共同体によって、宣教の業を計画されておられます。人は自分と異なる人格と、正面に対座することによって初めて、自分というものが見えてくるからです。

  健全な主にある交わりの中で、初めて人は独善的な信仰や隠れた罪が入り込む隙間を埋め、相手に対する愛と寛容、そして、へりくだりを身に付けることが出来るようになります。LTGの3原則(教えない-裁かない-秘密厳守)の中で、互いに罪を告白し合い、祈ることによって得られる開放感は、経験した人ならば、よく理解することが出来るでしょう。

  LTGは聖書クラスでも、祈祷会でも、セル教会でもありません。外部から情報や方法論を与えるのではなく、ただ内側の動機を励まし合い、互いに支え合うことが目的です。そのためには、透明な雰囲気の環境が不可欠となります。理想的な教会の体質は、互いの罪を告白し合えるような「透明な人間関係」が土台となっているからです。

  仲間同士の秘密性や柔軟性を保ち続けるためには、2-3人が限界です。従って仲間に4人目が加わる場合は、2人2組に分けるようにしてください。極力、自分達が置かれている環境や、互いの問題に共感出来そうな相手を探したら良いでしょう。また、罪の告白には性的な問題が、少なからず係わってきますので、LTG は同性同士で行うのが原則です。

  LTGは「傷付いた人々の癒し」と、「人助けをすることの喜び」が両輪となって機能します。その活動は非常にシンプルですが、とても力強いものです。罪の呵責から自由になることが出来ると、自然に自信のある生き方が生まれて来ます。真の教会スタッフは、自らそのような実践を踏まえることによって初めて、キリスト者としての生き方を、人々に示していくことが出来るのです。

  真摯にキリストを求めている人、自分も変えられたいと願っている人なら、誰でもLTGに参加することが出来ます。LTGは、カリキュラムやテキストもなく、リーダーを立てる必要もありません。ただ、1週間に1度、約1時間だけ仲間同士で会う機会をつくり、以下の3つのことだけを実践します。

1)文脈を通して聖書を繰り返し読み、御言葉を分かち合う。
◇1回のLTGでは比較的大目の分量を(10-20章分 / 分量の少ない書の場合は2回)読むようにします。その目的は御言葉への飢え渇きを、心の内側に生み出すことにあります。全体のテーマと、前後のつながりを考えながら、その日に読んだ箇所を互いに分かち合います。

2)互いに責任を負い合う信頼関係の中で、今週自分が犯した罪を正直に告白し合う。
◇相互に助け合う関係によって築き上げられた真の人間関係は、大きな力を生み出します。以下のような質問を交換し合い、互いに心を開いて正直に告白し、祈り合う時を持ちます。

◆質問例 「今週…」
@誰かから傷付けられたことがありましたか?
A誰かを傷付けてしまったことがありましたか?
B人を批判したり、恨んだりはしませんでしたか?
C嘘をついたり、誤魔化したりしませんでしたか?
D性的な罪から守られましたか?
E人に対して、優しく寛大な気持ちで接することが出来ましたか?
F人に対して、与えられる人、仕える人でいられましたか?

◆質問例 の場合 「今週…」
@セルフイメージ
孤独、嫉妬、拒絶感、劣等感等の思いにかられたことがありましたか?
◇女性としての幸せは外見には基きません。
◇一人であるイコール「孤独」ではありません。

A内なる美しさ
優しく、静かな霊性を保つことが出来ましたか?
無責任な噂話や行いによって、人を傷付けたりしませんでしたか?

B責任
罪(惑わし、人を裁く、買物中毒、食物中毒、金銭欲)等を犯しませんでしたか?
◇罪は弱さではなく、全ての罪には結果が伴います。

C役割
夫、子供、教会、隣人に対して、良い助け手となることが出来ましたか?
◇良い助け手となることは、全ての女性にとっての真の喜びです。
◇世の中で成功する夫には、それを影で支えている賢い妻が必ずいます。

D家庭
主に仕えるように夫を愛し、従っていましたか?
子供を愛し、よく理解し、教えることが出来ましたか?
◇愛されない不安、理解されない不安、リードしてもらえない不安、経済的な不安等、感じている不安を、正直に分かち合ってください。

Eミニストリー
教会で主に仕え、若い女性達の模範となることが出来ましたか?
誰を救いに導こうと思いましたか?
そのために、どのような行動を起しましたか?
今までの分かち合いで、真実を語り合うことが出来ましたか?


◆質問例 男性LTGの場合 「今週…」
@神とのフェローシップ
屈折した性的欲望、功利主義、神を試みる、愚痴る、妬む等の男らしさを阻む罪を犯しませんでしたか?
自分のどの部分が未熟で、どの部分で成長することが出来ましたか?
◇真の男らしさとは、キリストに似た者となることです。
A節制
自分の名誉や、金銭への執着に囚われたことがありませんでしたか?
異性との関係において、聖さを保つことが出来ましたか?

Bリーダーシップ
妻を愛し、妻に対する責任を果たすことが出来ましたか?
子供や、リーダーシップの元にいる人達に対して、良き模範となることが出来ましたか?
◇人に仕える準備が出来ている者だけが、リーダーとしての資格を持ちます。

Cキャリア
自分に与えられたどの領域に対して、知識、受容力、忍耐等を成長させる必要がありますか?
◇方法を知る者は雇用を得る、しかし、理由を知る者はその上司となります。
◇結果は奉仕の後でついてくるものであって、結果を求めての奉仕奉は偽善です。

D関係
家族や、リーダーシップの元にいる人達の必要を知るまで、彼等の話しを注意深く聞く耳を持ちましたか?
◇真のコミュニケーションは、話すことではなく、聞くことから始まります。

Eミニストリー
教会で主に仕え、人々の模範となることが出来ましたか? 
誰を救いに導こうと思いましたか?
そのために、どのような行動を起しましたか?
今までの分かち合いで、真実を語り合うことが出来ましたか?

◆質問例 弟子LTGの場合 「今週…」
@キリスト者としてのアイデンティティ
日々、神の無条件の愛(平安)を、感じていますか?
過去に自分が受けた傷や、人を傷付けた罪に対する「赦し」の確信を得ていますか?
仕事、成功、金銭、学歴等の世的価値観で、自分や人に対する評 価をしていませんか?

A信仰
主が生活の必要を満たしてくれることを信じていますか?
どんな困難の中にいても、必ず道は開かれると主に期待していますか?
自分の力ではなく、主の力により頼んでいますか?

B弟子としての権威の行使
解放を必要としている人のために祈り、導くことが出来ましたか?病で苦しんでいる人にために祈り、癒すことが出来ましたか?
主の御国実現のために、自分の役割を果たそうという情熱がありますか?

Cミニストリー
教会で主に仕え、人々の模範となることが出来ましたか?
誰を救いに導こうと思いましたか?
そのために、どのような行動を起しましたか?
今までの分かち合いで、真実を語り合うことが出来ましたか?

◆質問例 牧師LTGの場合
◇牧師は、絶えず神との密接な関係を保っていなければ、とても勤めることが出来ない、ある意味において孤独な職業です。だからこそ、牧師は人からの励ましや、アドバイスも必要としています。そのためにも、牧師同士で祈り合える場を持つことは、牧会においてとても大きな助けとなります。このような透明な関係を持つことができるのは、ただ十字架の血潮の故です。十字架は、教義としてではなく、私達一人一人が実際の生活の中で、自分のものとしていかなければなりません。牧師はその最も良き模範となるべき存在です。

@ 金銭に誘惑されませんでしたか?
A 人を支配することがありませんでしたか?
B 人を批判することがありませんでしたか?
C 御言葉を感動を持って伝えることが出来ましたか?
D 神との親しい交わりを保てましたか?
E 妻と良い関係にありましたか?
F 子供達と良い交流を持てましたか?
G 性的誘惑に陥ることがありませんでしたか?
H 伝道に時間を使いましたか?

3)失われた人々の魂の為に継続的に、具体的に、段階的に祈り合う。
◇各メンバーがそれぞれ、救いのために祈るように主から導かれた2-3名の名前を挙げ、その名前を下の空白欄に書き込み、メンバーみんなで祈り合います。
<祈りの例 「主よ…」>
@「○○」さんをあなたに引き寄せてください。(ヨハネ6:44)
A「○○」さんが聖書を神の御言葉として受け取り、信じることが出来ますように。(Tテサロニケ2:13)
B「○○」さんがあなたを知ることを求めるように。
C「○○」のあなたへの思いに覆いをかけ、真理から離れさせようとしているサタンの業を、十字架の権威によって封じ込めてください。(Uコリント4:4 / Uテモテ2:25-26)
D「○○」さんが自分の罪を認め、自分には救いが必要なのだということを、悟ることが出来ますように。(ヨハネ16:7-14)
E私達が「○○」さんと語る機会と、分かち合うための適切な御言葉を与えてください。(コロサイ4:3 / エペソ6:19-20)
F「○○」さんが罪から離れ、あなたに従うことが出来ますように。(使途17:30―31 / Tテサロニケ1:9-10)
G「○○」さんが全てのことにおいて、あなたの手に委ねることが出来ますように。(ヨハネ1:12 / 5:24)
H「○○」さんがあなたを主と告白し、信仰に根をおろして成長し、あなたの栄光のために実を結ぶ者へと変えてください。(ローマ10:9-10 / コロサイ2:6-7 / ルカ8:15)

  ■兄弟達、わたしは彼らが救われることを心から願い、彼らのために神に祈っています。(ローマ10:1)

  ◇主は人生の「何にフォーカスしていくか」、「何に高い優先順位をつけるか」について、私達によく考えるように励ましています。若いうちに創造者を覚え、目的を定め、そこに向かって前進し続けることこそ、最も充実した人生です。以下の3つの教えを、規則としてではなく、主からいただいた恵みとして実行していくならば、私達のクリスチャン人生は、後悔することのない、豊かなものとなるのです。

  「主を畏れよ」 → 「聖霊に聞き従い」
  「主の命令を守れ」 → 「自分に対する神の計画を知って、それを確信し」
  「主はあなたの隠れた罪を裁かれる」 → 「透明な生き方をせよ」

  ■そして、ある人を使徒、ある人を預言者、ある人を福音宣教者、ある人を牧者、教師とされたのです。こうして、聖なる者達は奉仕の業に適した者とされ、キリストの体を造り上げてゆき、遂には私達は皆、神の子に対する信仰と知識において一つのものとなり、成熟した人間になり、キリストの満ちあふれる豊かさになるまで成長するのです。(エペソ4:11-13)














BACK